八王子鉄道

八王子鉄道の歴史

八王子鉄道の歴史

拝島交通1350形
拝島交通1350形

拝島交通が開業

1968年1月1日に路面電車の運行範囲が全国で急激に減ってゆく中で、"今こそ街に路面電車を"をモットーに拝島市の支援のもと拝島交通が拝島〜左入間誕生した。これが今の八王子鉄道拝島線の一部区間である。車両は熊本市電の車両をベースに製造された。

拝島交通の地下化を決定

1988年ごろから、拝島付近の道路の混雑から、路面電車を廃止してその地下に線路を敷くべきだという声が上がり始めた。拝島交通はこの声を受け、路面電車の走っている場所を地下化することを決定した。

地下化の完了

1995年に拝島〜左入間の地下化が完了し拝島交通唯一の鉄道車両である拝島交通300系(のちの八鉄300系)が登場する

八鉄300系
八鉄300系

延伸計画の浮上と完全民営化

拝島交通の中では1997年ごろから左入より先、八王子へと延伸する計画が出てきた。しかし、拝島交通は年中赤字が続いており、拝島市による支援も限界だった。このことから拝島交通の完全民営化と延伸の両方を目指す計画が掲げられた。

完全民営化と八王子鉄道の誕生

2001年、拝島〜八王子間の開通を目指して拝島交通は完全民営化し、新しい会社が誕生した。これが八王子鉄道の始まりである。拝島交通時代は拝島市近郊に本社を置いていたが、八王子鉄道となってからは八王子市旭町に本社を置き、八王子鉄道としてスタートすることを示した。

八王子鉄道のロゴ
八王子鉄道のロゴ

八王子延伸と拝島支線の開通

2003年、拝島線の拝島〜八王子間の延伸が完了した。また、それと同時に拝島支線が北八王子〜西八王子間に開通した。また、西八王子より先、高尾までは中央本線に乗り入れをした。それにより八王子鉄道として初の新型車両である、八鉄1000系が誕生した。1000系は、相鉄10000系をベースとして開発された。

八鉄1000系
八鉄1000系

橋本線の始まり

2004年、八王子〜八鉄相模原間に新たな路線が開通した。これが今の橋本線相模原ルートである。なぜ当時標準軌で建設されたかというと、最初から標準軌である京浜急行電鉄へと乗り入れる方針があったためである。当時橋本線相模原ルートは相模原線と呼ばれており、車両も八鉄1000系の標準軌仕様が使われた。

橋本線の混雑化と10000系の登場

2008年ごろから相模原線の混雑が激しくなり、1000系の10両化が行われた。しかし、それでも混雑が緩和されず、相模原線の本数増加のために、八鉄の標準軌路線として初めての完全な新型車両である、八鉄10000系が登場した。10000系はE233系をベースとして開発され、標準軌用に、一部仕様が変わっている。

八鉄10000系
八鉄10000系

拝島線の東京乗り入れ開始

2010年、拝島線は中央線に直通を開始し、東京乗り入れを達成した。中央線への乗り入れを開始すると同時に、新型車両である八鉄2000系が登場した。2000系は相鉄11000系をベースに開発され、一部中央線のE233系0番台と仕様を合わせている。

八鉄2000系
八鉄2000系

五日市線の開通

2016年八王子〜五日市を結ぶ路線が開通した。これが五日市線の始まりである。車両は八鉄2000系で、中央線への乗り入れは当時行わない予定であったので、拝島線用の2000系とは若干仕様が異なる。

拝島線の全線開通と所沢線の開通

2022年、拝島線は拝島から先、秩父へと延伸し、秩父鉄道との直通運転を開始した。また、拝島〜所沢に新路線である所沢線が開通し、西武鉄道との直通運転を開始した。この時に、拝島から先は4両編成と2両編成の新型車両を組み合わせて運行するため、新型車両の八鉄20000系が登場した。車両はE131系をベースに開発され、秩父鉄道への乗り入れのためいくつかの仕様変更がある。

八鉄20000系
八鉄20000系

五日市線の奥多摩延伸

2022年、五日市線は五日市より先、奥多摩へと延伸した。これに伴い、4両編成と2両編成の新型車両である、八鉄21000系が登場した。21000系は20000系と兄弟車両として作られたが、秩父鉄道へ乗り入れないので、仕様などが異なっている。

八鉄21000系
八鉄21000系

プレミアムカーの運行開始

2022年特急列車に有料の指定席であるプレミアムカーを連結した車両が運行開始した。この時に八鉄3000系が登場した。車両はE233系1000番台をベースとしているが、塗装などは0番台をベースにしている。また、八鉄300系置き換え用に500番台も登場した。こちらはプレミアムカーは付属していない。

八鉄3000系
八鉄3000系

直通レパートリーの増加

2022年、東梅鉄道と千葉海浜急行への直通運転を開始した。この時に、八鉄4000系が登場した。4000系は東京メトロ17000系をベースに開発され、千葉急2000系と仕様が統一された。東京への行き方のみでも、3種類のレパートリーとなり、直通レパートリーが増加した。

八鉄4000系
八鉄4000系

橋本線の全線開通

2023年、橋本線に八鉄相原から二俣川を経由し、八鉄・京急川崎へと行くルートが開通した。これにより、相模原線は橋本線相模原ルートに、新設された路線は橋本線二俣川ルートになった。橋本線二俣川ルートは八鉄・京急川崎から京急線に乗り入れ、品川まで直通を開始した。また、新型車両である八鉄12000系が登場した。12000系は京急新1000形1890番台をベースとして開発された。また、八鉄として初めてデュアルシートが搭載された。

八鉄12000系
八鉄12000系

緩行連絡線の開業

2023年、八王子、拝島〜立川〜三鷹を結んで中央・総武緩行線と八王子鉄道線を直接結ぶ路線が開通した。これが緩行連絡線である。これにより、中央・総武緩行線専用であったE231系も、八王子鉄道線へ乗り入れが可能となった。また、中央・総武緩行線の八王子行きも登場した。

八王子急行線との直通開始

2023年、八王子から唐木田まで、八王子急行線との直通を開始した。これに伴い、新型車両である八鉄5000系が登場した。5000系は東急2020系ベースで作られ、デュアルシートを搭載している。

八鉄5000系
八鉄5000系

五日市線の全線開通と五日市支線の開通

2023年、五日市線の奥多摩〜三峰口間が開通し、五日市線が全線開通した、また、五日市〜つるつる温泉前を結ぶ五日市支線も開通した。これに伴い、八鉄21000系が増備された。

東京相模電鉄線への乗り入れ開始

2023年、八王子〜小田原間で、東京相模電鉄線との直通運転を開始した。また、秩父〜小田原間で全席指定特急が登場した。これに伴い、八鉄5000系が増備され、全席指定特急の専用車両である、八鉄6000系が登場した。6000系は、E257系2000番台をベースに開発された。

八鉄6000系
八鉄6000系

千人町鉄道との直通運転開始

2023年、八王子〜国立〜北千住間で、千人町鉄道線との直通運転を開始した。これに伴い、八鉄5000系が増備され、東京〜拝島間を走っていた各駅停車の八鉄2000系を直通用に転属させた。

今後の方針"八鉄は、変わる"

2023年4月に創立20執念を迎えた八王子鉄道は、今後も、人と都市を、"結んで繋げて"いきます。将来は、羽田空港から富士山までのダイレクトアクセス、橋本線への新型車両導入など、様々な目標を掲げ、躍進していきます。これからも、八王子鉄道を、よろしくお願いします。

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